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# コード進行もメロディーと同じく「調性」によって作られる
2023/04/01 18:50

前回の記事では、メロディーは楽曲で使う音を定めた「調性」の仕組みの中で作られるという事について説明しました。

ですが、実際には、メロディーだけでなく、楽曲の伴奏やフレーズなども「調性」によって定められた音で作られています。

「ハ長調」における伴奏のコード進行パターン
「ハ長調」における伴奏のコード進行パターン

ですので、伴奏で用いられるコード進行の各コードにおいても、「調性」の仕組みにそった構成音でコードが作られています。

こうした「調性」の仕組みの中で使われるコードの事を、一般的には「ダイアトニックコード」と言います。

ダイアトニックコードとは?

ダイアトニックコードというのは、楽曲の「調」における主音から始まる自然長音階、または自然短音階の音をコードの根音として、その楽曲の調で使う音を三度音程で積み重ねて作られるコード群の事です。

例えば、楽曲の調が「ハ長調」の場合には、主音は「ハ」(ド)であり、長調なので、「ド」から始まる自然長音階の「ドレミファソラシ」という7つの音をコードの根音として、「ドレミファソラシ」の音だけを三度音程で積み重ねて作るコード群が、「ハ長調」における「ダイアトニックコード」になります。

「ハ長調」の「ダイアトニックコード」
「ハ長調」の「ダイアトニックコード」

この五線譜を見て頂いても分かるように、「ハ長調」で使う音だけで全てのコードが構成されています。

そして、基本的には、「ハ長調」の楽曲で使うコード進行における各コードは、このダイアトニックコードの中のいずれかのコードとなっています。

「ハ長調」のコード進行パターン

「ハ長調」のコード進行パターンで代表的なものには以下のものがあります。

  • CFGC
  • AmFGC
  • FGEmAm
ハ長調の代表的なコード進行パターン「AFGC」
ハ長調の代表的なコード進行パターン「AFGC」

この他にもハ長調のコード進行パターンは色々ありますが、どんなコード進行であっても、ハ長調の場合には、先ほど紹介したハ長調のダイアトニックコードのコードが使われています。

もちろん、丸の内サディスティック進行と呼ばれるコード進行のように、途中で「ハ長調」以外の音を入れる事で、部分転調による不安定な雰囲気を作り出すコード進行もあります。

ただ、そうしたコード進行も、基本的には、ダイアトニックコードを元にコード進行が構成されているので、メロディーの作り方の知識と合わせて、コード進行における「調性」の知識も覚えておくと、作曲がしやすくなると思います。

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